田中恒成 戦績と次戦のテレビ中継、試合結果や試合時間について

プロボクサーで現WBO世界フライ級王者、田中恒成の次戦が注目されていますね!

田中恒成と言えばプロ12戦目で「三階級制覇」を達成した強いチャンピオンなんですね。この記録はパウンドフォーパウンド(PFP)で1位にランクされるワシル・ロマチェンコに並ぶ世界最速タイ記録でもあります。

ワシル・ロマチェンコ 画像
<引用元>https://the-ans.jp/

そんなスゴイ記録を持つ田中恒成だけにもっと、日本でも世界でも注目されて欲しいというのが本音です。

さて、今回はそんな田中恒成の次戦のテレビ中継や放送、そして戦績や試合時間や放送などの情報をお伝えしていきたいと思います。

田中恒成の戦績や経歴、年齢、兄弟などWikiを紹介

「中京の怪物」と呼ばれる田中恒成の出身地は岐阜県多治見市。1995年6月15日生まれで2019年12月現在の年齢が24歳です。

田中恒成 
<引用元>https://article.auone.jp/

年齢的にもキャリア的にもボクサーとしてまさに今が句ではないでしょうか。

とにかくその経歴は素晴らしいものがあります。ボクシングを始めたのは小学校5年生の時。兄と一緒にジムに通い始めたのですが、その兄もボクサーで名前は田中亮明。

現在はプロではなくアマチュアの選手として、2020年の東京オリンピックを目指しているトップ選手でもあります。

田中恒成 兄 画像
<引用元>https://honyomigasuki.com/

兄弟でプロとアマチュアのトップを掛け走る田中兄弟。そして田中恒成の方は高校(中京大中京高校)時代に国体、インターハイなど「高校4冠」を達成します。

そしてその快進撃は国内だけにとどまらず「国際大会」のアジアユースで「銀メダル」を獲得。将来、プロとして大きな希望を抱ける実績を残したのです。

高校までのアマチュア戦績は51戦46勝(13KO・RSC) 5敗。立派な戦績ですがKO率が低いのはアマチュアはポイントを取るのを優先してしまう傾向があるので仕方ないのかも知れません。

そして「高校4冠」の実績をひっさげ、鳴り物入りでプロデビュー戦を果たしたのが2013年11月。でも正確に言うとデビューの時期はまだ現役の高校生。

しかもデビュー戦の対戦相手が何と!現役世界ランカーでWBO世界ミニマム級6位のオスカーレクナファ(インドネシア)を相手にダウンを奪うなど判定勝ちで完勝を収めます。

田中恒成 戦績
<引用元>http://wonderbridge.net/

いくらアマチュアの経験と実績が豊富と言っても高校生が世界ランカーにデビュー戦でいきなり勝ってしまうなんて日本ではそんな前例はないですよね(笑)

そしてプロ2戦目も再び世界ランカーのロネルフェレーラス(フィリピン)に勝利し、自身も世界ランク入りを決めます。

そしてプロ4戦目で東洋太平洋ミニマム級のタイトルを獲得、そして早くも(早すぎる。。)プロ5戦目で世界タイトルを獲得するんですね。

その快挙となった日は2015年5月30日。世界王座決定戦であったものの、対戦相手はメキシコの強豪、フリアン・イェドラス相手に大差の判定勝ちで見事栄冠に輝いたのです。

しかし、このプロ5戦目での世界タイトル奪取は井上尚弥の6戦目、井岡一翔の7戦目を上回っているわけですから、本当にすごい快挙だと思うし田中恒成がもっともっと有名&人気選手になってもらいたいのが本音なのですが。。

そして2016年12月31日には1階級上のライトフライ級でモイセスフェンテス(メキシコ)に5回1分52秒TKO勝ちでプロ8戦目で「二階級制覇」を達成。

また三階級制覇をかけた試合は2018年9月24日にWBO世界フライ級王者、日本の木村翔に挑戦し初回から最終ラウンドまでお互い手を緩めず激しい打ち合いを展開。

最後は有効打で上回る田中恒成が2-0の僅差の判定で見事に「三階級制覇」を達成したのです。

田中恒成 木村翔 画像
<引用元>https://hochi.news/

お互い意地とプライドをかけた本気の「どつき合い」をフルラウンドに及び展開。絶対に勝つんだ!と言う気持ちが両選手から伝わり、ダウンもありませんでしたが日本中に感動を呼んだ試合でしたね。

また田中恒成は初防衛戦で、因縁の相手である田口良一とグローブを交え判定勝ちで初防衛に成功しています。

田中恒成 田口良一
<引用元>https://sportiva.shueisha.co.jp/

長らく世界のトップで活躍してきた田口良一が負けてしまうのは、複雑な気持ちになりましたが、田中恒成は田口選手の分まで今後、活躍をし続けてくれると思います。

ここまでの田中恒成のプロ戦績は14戦14勝(8KO) 無敗。

この14戦はこれだけの激闘を勝ち抜いてきた数字ですし、どのボクサーよりも(井上尚弥はまた別ですが。。)内容の濃い、充実してきた戦績と言えると思いますね。

田中恒成 次戦の対戦相手やテレビ放送(中継)、試合時間や試合結果。※追記あり

そんな田中恒成の次戦については2019年12月31日の大晦日、そして令和元年最後の日になるわけですが世界戦が組まれています。

自身の持つWBO世界フライ級王座の2度目の防衛戦になるのですが、気になる対戦相手は中国出身のウラン・トロハツ。

田中恒成 対戦相手
<引用元>https://hochi.news/

トロハツ選手はWBO世界フライ級の10位にランクインされ、今までの戦績は17戦13勝(6KO)3敗1分。平凡な戦績に見えてしまいますが、2017年以降12連勝(1分け)と勢いに乗っていて油断大敵な対戦相手でもあります。

今までの田中恒成の対戦相手に比べるとキャリアから役不足と考えているファンもいるようですが、勢いがあり、もし少しでも田中恒成が油断をするような事があれば危険だと思いますね。

このトロハツは過去に2人の日本人選手(山内涼太(角海老宝石ジム)、田中公士(三迫ジム))に勝っており実力はかなり高いと思います。

さて、田中恒成VSウラン・トロハツの試合時間やテレビ中継(放送)はどうなっているのでしょうか?

テレビ放送は日時は12月31日(火)放送時間は17時~18時。。って、え~。。1時間なのって感じですが(笑)

試合は生放送で行われるので試合時間は午後5時という事になりますが、今から試合結果が気になるところです。

試合の予想は、トロハツ選手のアウトボクシングにやや苦戦しそうな予感もしますが無難に田中恒成がさばき、中差~大差の判定勝ちか、後半のKO,TKOで防衛を成功するのではないかと言うのが試合の予想です。

※2019年12月31日 追記

田中恒成VSウラン・トロハツの試合ですが、田中恒成が圧倒しましたね!

田中恒成 トロハツ
<引用元>https://mainichi.jp/

試合結果は3ラウンド2分29秒、田中恒成のアッパー「3連発」でトロハツ選手をKOで下しました。

序盤からスピードとパワーでトロハツ選手を圧倒した田中恒成。トロハツも強かったですが、そこは「世界三階級最速王者」田中恒成の相手ではありませんでした。

試合後のトロハツは完全に脱帽。

「田中のパンチは速かったし、強かった。足を使っていこうと思っていたが、そうさせてもらえなかった。。」

トロハツは田中恒成との再戦も望むようなコメントを出してましたが、これだけの力の差があると再戦する事はなさそうですね。

今後、夢の井岡一翔とのビッグマッチも現実を帯びてきたかもね!

田中恒成は井上尚弥や井岡一翔との試合は今後あるか!?

最近は日本人世界王者の「ビッグマッチ」がいろいろと話題を呼んでいます。一昔前であれば、世界王者になった選手が防衛を重ねる為に無難な相手を選び試合するといった盛り上がりに欠ける世界戦がけっこう組まれていたのを記憶しています。

しかし、昨今は階級も増え、その同じ階級でもいくつもの団体があって世界王者が何人も生まれてますから、その価値が下がっているのも事実。

その中で真の世界一を決める為、世界王者同士の統一戦などもよく行われるようになりました。日本人世界王者では「モンスター」井上尚弥や、「ロンドンオリンピック金メダリスト」村田諒太。

そして安定して強い寺地拳四朗など、日本人で世界に誇れる強い王者が現在、ボクシング界を盛り上げていますよね。

そしてこの田中恒成も例外ではなく今後のビッグマッチについてはかなり注目されています。今、注目されているのは対戦相手として日本人初の「4階級制覇」を達成した井岡一翔。

井岡一翔 画像
<引用元>https://www.asahi.com/

井岡一翔はWBO世界スーパーフライ級の王者であり、田中恒成より1階級上の王者でもあります。今のところ、田中恒成は井岡一翔の名前を挙げ将来の対戦を希望していますが井岡側からは興味を示すコメントは出ていません。

井岡一翔はエストラーダやロマゴンとの対戦に頭がいっぱいなのかも知れませんが、田中恒成がこの先も勝ち続ければ井岡一翔VS田中恒成の夢のビッグマッチも期待できるかもですね。

そしてもう一人、絶対見てみたいカードが田中恒成VS井上尚弥。。現在バンタム級の井上尚弥は近い将来、スーパーバンタム級への転向を示唆している事から対戦は難しいかも知れません。(ほぼ無理でしょう・・)

まあでも見てみたい試合ですよね!

田中恒成 まとめ

今回は、田中恒成 の戦績や次戦のテレビ中継、そして試合の予想や試合時間についての情報をまとめてみました。

田中恒成はまだ24歳と若くこれからキャリアを積んでさらに強くなっていくと思います。同じ日本人選手でも、外国人選手でもとにかく本人の希望する「ビッグマッチ」に大いに注目&期待していきたいと思います。