今回は、正直ずっと気になっていたプロボクサー、
坪井智也(つぼい ともや)選手
についてじっくり深掘りしていきたいと思います。
最近はSNSでも
「坪井智也ってどんな選手?」
「アマ最強って本当?」
「プロになってからどれくらい強いの?」
といった声がじわじわ増えてきています。
ただ、検索してみても “試合結果だけのまとめ” が多く、
坪井選手の 人柄・戦い方・強さの本質 まで丁寧に解説している記事はほぼありません。
ということで今回は、
プロフィール、アマ時代のヤバい実績、プロでの戦い方、技術的特徴、課題、私が感じた魅力、今後の世界王者の可能性までお話ししていきますね。
この記事を読み終える頃には、
あなたも坪井選手のファンになっているかもしれません。
■ プロフィール:幼少期から“格闘技の天才肌”
まずは基本情報をサクッと。
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名前:坪井智也
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生年月日:1996年3月25日(29歳)
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出身地:静岡県浜松市
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身長:160cm
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階級:バンタム級
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タイプ:右ボクサータイプ
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所属ジム:帝拳ジム
驚いたのが、坪井選手は 小学2年生〜5年生まで極真空手 をやっていたということ。
しかも、全国3位という実績まで残しているんです。
そして小学6年生でボクシングに転向し、
ここから天性のセンスが一気に花開きます。
■ アマチュア時代が“とんでもない”:世界選手権金メダルの男
坪井選手はアマチュアで
106勝(10RSC)25敗
という圧倒的な実績を持っています。
その中でも一番の輝きは、
🥇 AIBA世界ボクシング選手権バンタム級 金メダル(日本史上初)
これ、本当に偉業です。
世界選手権は“プロでいう世界王者”と同じくらい価値があり、
そこで日本人が金メダルを獲ったこと自体が歴史的。
さらに、
全日本選手権も優勝。
この時点で「アマ最強」と呼ばれていました。
帝拳ジムが彼を迎え入れたのも納得です。
■ プロ転向:日本ボクシング史上初の“A級デビュー”
坪井選手のプロデビューは2025年3月13日。
相手はWBOアジアパシフィック2位のタイ選手、ブーンルエン・ファヨン。
なんと坪井選手は
A級プロテスト合格後、いきなりA級8回戦でデビュー。
これは
👉 日本ボクシング史上初。
普通は4回戦 → 6回戦 → 8回戦 と上がっていくのですが、
坪井選手はアマ実績が凄すぎて、
初戦からトップレベルの扱いとなりました。
試合は 手数で圧倒した坪井智也が2回2分34秒TKO勝ち。
デビュー戦からプロのリングに“アマ最強のオーラ”が漂っていました。
■ 2戦目で王座獲得:アジアのトップ選手を撃破
2025年6月8日、
有明コロシアムで行われた
「Prime Video Boxing13」。
相手は、WBOアジアパシフィック1位のバン・タオ・トラン。
ここでも相手選手を手数、スピード、テクニックで圧倒し、
12回3-0の判定勝利で王座獲得!
プロ2戦目でタイトル奪取なんて、
日本ボクシング界でもめったにないスピード感。
「坪井智也、これはとんでもない選手が出てきた」
とSNSでも話題になりました。
■ 次戦は超大物、カルロス・クアドラスと激突
次戦が行われる2025年11月24日には
元WBC世界スーパーフライ級王者・カルロス・クアドラスと対戦します。
クアドラスといえば、50戦44勝(28KO)5敗1分の実績があり、日本人の
江藤光喜や、ロマゴンやバム・ロドリゲスとも激闘を繰り広げた世界の大物。
このカードが組まれた時点で、プロ戦績わずか2戦の
坪井選手が世界レベルの期待を背負っていることが分かります。
■ 坪井智也の“強さの本質”:スピード × 連打 × 安定感
坪井選手の「強い!」を一言で表すと
✨ 「スピードで崩し、連打で支配するタイプ」
よく「一発の強さがすごい選手」が話題になりますが、
坪井選手は真逆で、
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速いステップ
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軽いジャブ
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手数の多さ
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出入りの速さ
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リズムの変化
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カウンターのタイミング
こうした 積み上げのボクシング で相手を崩していきます。
しかもディフェンス技術が高く、
アマ時代の経験がそのままプロでも生きています。
■ 坪井智也自身が語る“パンチ強化の秘密”
坪井選手はもともと「スピード型」なので、
パンチが軽く見える時があると言われています。

そのため、
「速さの中に、一瞬のバネと押し込みを加える」
というトレーニングをしているそうです。
具体的には:
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手の角度を意識
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押し込むフィニッシュ動作
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下半身の力の伝え方
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軽いステップ → 一瞬の重みへ切り替え
これによって
“スピード型のパンチに重さを乗せる”
というスタイルを作っているとのこと。
ここがプロで伸びしろの大きい部分です。
■ 坪井智也は世界を取る空気がある。
最後に、個人的な感想も含めて。
坪井選手は
「一発のインパクトより、手数と積み重ねで勝つタイプ」
という印象が強いです。
ただし、その手数が非常に質が高く、
それにディフェンスとスピードが加わるので、
“倒せるタイプのアウトボクサー” とも言えると思います。
アマで世界トップ、プロでも2戦でタイトル獲得。
これは普通の選手ではまずできません。
技術のベースが完璧なので、
パンチ力がさらに伸びたら、
世界王者になる可能性は十分すぎるほどある。
私は素直にそう感じました。
■ まとめ:坪井智也は“世界が狙える最速級プロスペクト”
ポイントを整理すると、
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アマ世界選手権金メダリスト(日本史上初)
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アマ106勝の桁違いの実績
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プロデビュー戦でアジア2位をTKO
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プロ2戦目でタイトル獲得
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スピード × 連打 × 安定ディフェンス
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パンチに重さを加えるトレーニングで成長中
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世界を狙うには十分すぎる素材
坪井選手は
“アマ最強”から“プロで世界を狙う天才型ボクサー”
へ進化している途中の選手です。
今後のキャリアも絶対に追いかけたい選手。
試合ごとに強くなっていくタイプなので、
試合を見るたびにワクワクします。
まずは2025年11月24日のクアドラス戦に注目です。





