玉木宏 柔術の階級や帯は?道場や世界大会の結果など調査

俳優として数々のドラマや映画で活躍してきた玉木宏さん。

実はここ数年、俳優業の傍らでブラジリアン柔術に真剣に打ち込んでおり、2026年にはIBJJFヨーロピアンで銅メダル、さらに世界最大級の大会「ワールドマスター柔術選手権」でも3位に入賞するなど、もはや趣味の域を超えた本格的な実力を見せています。

同じ道場に通う俳優・岡田准一さんとの「道場仲間」エピソードも話題になっていますよね。

今回は玉木宏さんの柔術における階級や帯の色、所属道場、世界大会での戦績に加えて、ブラジリアン柔術という競技そのものについても深く掘り下げてご紹介していきます。

ブラジリアン柔術とはどんな格闘技?実は日本人が起源に関わっている

まず、ブラジリアン柔術について簡単に説明しておきましょう。

ブラジリアン柔術は、パンチやキックといった打撃ではなく、投げ技や寝技、関節技、絞め技などを使って相手と攻防する組み技系の格闘技です。

力だけではなくポジショニングや技術、駆け引きが非常に重要で、玉木さん自身もその魅力について「将棋とかチェスのように相手を詰めて動けなくする」と表現しています。

相手の動きを予測しながら何手も先を考える。

知れば知るほど奥が深い格闘技なのでしょうね。

そしてブラジリアン柔術の発展には、日本人柔道家が深く関わっています。

20世紀初頭にブラジルへ渡った前田光世(コンデ・コマ)が、現地で柔道・柔術を伝えたことがグレイシー柔術の発展につながったとされています。

その後、カーロス・グレイシーやエリオ・グレイシーらによって独自の技術体系が発展し、現在のブラジリアン柔術へとつながっていきました。

つまり、玉木さんが打ち込んでいるブラジリアン柔術を歴史的にたどっていくと、日本の柔道・柔術との深いつながりが見えてくるというわけですね。

また1951年には、日本を代表する柔道家・木村政彦さんとエリオ・グレイシーさんがブラジルで対戦。

木村さんが腕がらみで勝利したことで、この技が後に「キムラ」と呼ばれるようになったことでも知られています。

現在でも柔術やMMAで「キムラ」という技名が使われているのですから、日本人としてはちょっと嬉しくなりますよね。

玉木宏さんが柔術を始めたきっかけと、いつから始めたのか

玉木さんがブラジリアン柔術を始めたのは2020年頃とされています。

実は玉木さん、柔術を始める前から約15年間ボクシングに取り組んでいました。

2026年にIBJJFのインタビューを受けた際には、

「ボクシングを15年やってきて、ちょっと違うスポーツもやってみたいと思った時に柔術と出会った」

と柔術を始めたきっかけを明かしています。

つまり岡田准一さんに誘われて柔術を始めたというわけではなかったんですね。

そして意外なのが、岡田さんとの出会いです。

二人は俳優同士なので、ドラマや映画の共演がきっかけだと思ってしまいますよね。

ところが玉木さんによると、岡田さんとは「一緒に仕事はしたことなくて、本当に道場仲間」「道場で初めて会った人」なのだそうです。

芸能界を代表する俳優二人が、仕事ではなく柔術道場で知り合ったというのも面白いですよね。

2023年には二人そろってラスベガスで開催されたワールドマスター柔術選手権へ出場。

お互いの試合では声援を送り合うなど、まさに柔術を通じて生まれた仲間という関係です。

玉木さんの柔術への熱中ぶりも相当なもの。

過去に「週8回」道場へ通うこともあると明かしています。

1週間は7日なのに週8回。

つまり1日に2回練習する日もあるということなのでしょう。

「昨日も夜11時ぐらいまでやって、今朝も行って」と語ったこともあり、その熱量には驚かされます。

俳優の仕事や家庭での時間を大切にしながら、空いた時間には道場へ。

好きなことにここまで夢中になれるのは素敵ですよね。

所属道場はどこ?階級と帯の色を調査

玉木宏さんが所属しているのは、東京都港区広尾エリアにあるARTA BJJ広尾です。

岡田准一さんも同じARTA BJJ広尾に所属しており、二人は日頃から同じ道場で練習しています。

そして2026年現在、玉木さんの帯は紫帯です。

ブラジリアン柔術の一般的な成人の帯は、

白帯

青帯

紫帯

茶帯

黒帯

という順番で昇格していきます。

紫帯は黒帯まであと2段階。

初心者の段階は完全に卒業し、技術だけでなく試合運びや戦術なども求められる中上級者の帯です。

玉木さんは2023年のワールドマスターでは青帯でしたが、その後紫帯へ昇格しています。

そして2026年の国際大会では、マスター4・紫帯・フェザー級に出場しています。

マスター4は46~50歳のカテゴリー。

フェザー級は道着込みで約70kg以下となる階級です。

玉木さんは身長180cmと比較的長身なので、その体格を生かした柔術も特徴のひとつ。

2026年のヨーロピアンでは、リストロックで一本勝ちする試合もありました。

さらにワールドマスターでは三角締めで一本勝ち。

単にポイントを守って勝つだけではなく、関節技や絞め技で相手から一本を奪えるところにも、玉木さんの技術力が表れていますね。

そして本人が掲げている今後の目標が黒帯です。

2026年1月のIBJJFインタビューでは、

「僕はまだ紫帯ですけど、もっと追求して黒帯になりたい」

と語っています。

俳優としてすでに十分すぎるほど成功している玉木さんが、46歳になっても別の世界でさらに上を目指している。

この姿勢はカッコいいですよね。

世界大会での実績を振り返る

玉木さんの柔術における主な世界大会の実績を時系列で振り返ってみましょう。

2023年 ワールドマスター柔術選手権

2023年9月、ラスベガスで開催された「ワールドマスター柔術選手権」に出場。

当時は青帯マスター3フェザー級でした。

初戦では相手を攻め続けて判定勝ち。

世界大会で初勝利を挙げます。

続く2戦目ではランキング上位の相手と対戦し、ポイント0-2で敗退しました。

世界大会初挑戦でしっかり1勝を挙げているところを見ると、この頃からすでに競技者として本格的に取り組んでいたことが分かります。

2026年 IBJJFヨーロピアンで銅メダル

そして2026年1月。

ポルトガル・リスボンで開催されたIBJJF主催の「ヨーロピアン2026」に出場しました。

カテゴリーは紫帯マスター4フェザー級(約70kg以下)

青帯から紫帯へ昇格した状態で世界の強豪が集まる大会へ挑み、見事3位。

銅メダルを獲得しました。

帯が上がれば当然対戦相手のレベルも上がります。

その中で国際大会の表彰台に立ったのですから、日々の練習量が結果につながったのでしょうね。

2026年 ワールドマスター柔術選手権で世界3位

そして2026年9月。

再びラスベガスで開催されたIBJJFワールドマスター柔術選手権に出場しました。

カテゴリーはマスター4紫帯フェザー級。

21人がエントリーしたトーナメントで、玉木さんは1回戦がシード。

2回戦では三角締めで一本勝ち

3回戦では2-2からアドバンテージ1を守り切って勝利し、準決勝へ進出しました。

準決勝では、その後優勝する選手を相手に0-7とリードされ、最後はチョークで一本負け。

しかし堂々の世界3位となりました。

2023年の初挑戦では1勝して2回戦敗退。

そこから3年後、帯を青から紫へ上げたうえで世界大会の表彰台へ。

こうして時系列で見ると、玉木さんが着実に強くなっていることが分かりますね。

大会後には岡田准一さんもSNSで玉木さんの3位を祝福。

玉木さんから「悔しい」と連絡が来たことを明かしながら、世界の強豪を相手にした結果を称えています。

世界3位でも「悔しい」。

玉木さんが柔術を単なる趣味ではなく、本気の競技として捉えていることが伝わってくるエピソードではないでしょうか。

日本人柔術家の実績は?第一人者・中井祐樹さんと岡田准一さん

日本におけるブラジリアン柔術の歴史を語る上で欠かせない人物の一人が、中井祐樹さんです。

中井さんは北海道大学で七帝柔道を経験した後、総合格闘技・修斗で活躍しました。

1995年の「VALE TUDO JAPAN OPEN」ではジェラルド・ゴルドーらと対戦し、決勝でヒクソン・グレイシーと激突。

大会後に右目を失明していたことが明らかになりました。

その後ブラジリアン柔術の普及にも力を注ぎ、1997年には「パラエストラ東京」を設立。

日本ブラジリアン柔術連盟の発展や後進の育成にも尽力し、日本にブラジリアン柔術を広めたパイオニアの一人として知られています。

そして芸能界で柔術実績の代表格といえば、やはり岡田准一さんでしょう。

岡田さんは2024年12月にブラジリアン柔術の黒帯を取得。

2026年1月には玉木さんとともにポルトガルで開催されたIBJJFヨーロピアンへ出場しました。

岡田さんのカテゴリーはマスター4黒帯ライトフェザー級(約64kg以下)

初戦から2025年ワールドマスターで銀メダルを獲得したブラジルの強豪マウロ・エアーズ選手と対戦しました。

試合はポイント0-0、アドバンテージ1-1という接戦となりましたが、ペナルティーの差で惜しくも敗退。

黒帯カテゴリーの厳しさを改めて感じさせる試合となりました。

岡田さんと玉木さんは同じARTA BJJ広尾で練習する道場仲間。

帯は岡田さんが黒帯、玉木さんが紫帯ですが、お互いに刺激を受けながら競技へ取り組んでいるのでしょうね。

世界で強い国・強い選手とは

ブラジリアン柔術という名前の通り、現在でもブラジルは世界トップクラスの選手を数多く輩出しています。

一方で現在はアメリカをはじめ世界各国にトップレベルのアカデミーがあり、ブラジリアン柔術は世界的な競技へと成長しています。

玉木さんや岡田さんが挑戦しているIBJJFの国際大会には、各国から強豪選手が集まります。

特に黒帯ともなれば、長年柔術を続けてきた選手たちによる非常にレベルの高い戦いになります。

日本でも多くの柔術家が国内外の大会へ挑戦しており、中井祐樹さんらが普及に尽力してきた歴史の上に、現在の日本柔術界があります。

そして近年では岡田准一さんや玉木宏さんのような著名人が本格的に大会へ出場することで、これまで柔術を知らなかった人たちにも競技の魅力が伝わるようになりました。

「玉木宏さんがやっているなら、ちょっと柔術を見てみようかな」

そんな人が増えるだけでも、日本でブラジリアン柔術を知るきっかけになりそうですよね。

まとめ

今回は、俳優としてだけでなくブラジリアン柔術家としても実績を残している玉木宏さんについて、柔術を始めたきっかけや所属道場、階級、帯の色、世界大会での戦績などをご紹介しました。

玉木さんは約15年間続けてきたボクシングとは違うスポーツをやってみたいと思ったことからブラジリアン柔術と出会い、2020年頃から本格的に取り組むようになったとされています。

現在は岡田准一さんと同じARTA BJJ広尾に所属。

2026年現在の帯は紫帯で、出場カテゴリーはマスター4・フェザー級です。

2023年のワールドマスターでは青帯で世界大会初勝利。

その後紫帯へ昇格すると、2026年1月のIBJJFヨーロピアンで銅メダルを獲得しました。

さらに同年9月のワールドマスターでは、三角締めでの一本勝ちなどで勝ち進み、世界3位に入賞。

わずか数年間で世界大会の表彰台までたどり着きました。

そして玉木さんが次に掲げている大きな目標が「黒帯」です。

現在46歳。

俳優業や家庭と両立しながら、週8回練習することもあるほど柔術に打ち込み、世界大会でも結果を残す。

年齢に関係なく新しいことに挑戦し続ける玉木宏さんの姿は、同世代の人にとっても刺激になるのではないでしょうか。

次は茶帯、そしていつの日か黒帯へ――。

俳優・玉木宏さんだけでなく、「柔術家・玉木宏さん」のこれからにも注目していきたいですね。